テレビ番組の制作現場でディレクターとして活躍されている松田先生をお招きして行なった特別授業後、受講生が提出したレッスン日誌を掲載しています。
プロとして活躍していくためには、何よりオファーを受ける声優・ナレーターにならなければなりません。
そのために必要な考え方、テレビ業界におけるナレーターの位置付け、実際にナレーターをどのように決めているかなどの内情をお話しいただきました。
授業を受けてより一層の努力するきっかけになったという感想が多く、テレビ業界の現実を伝えてくださった松田先生に感謝いたします。ありがとうございました。
今回の授業で得た学び
厳しいお話を聞くことができました。でも私が知りたかったことはこういう話でした。
ボイスサンプルは自分が何ができるかアピールするという事は分かっているつもりでしたが、「なんでも出来ます!!」という自己満足アピールを聞かされても困る、もし、キャスティングしても、ディレクターの言うこと聞いてくれない、頑固な人が多くて困るというエピソードも聞けてよかったです。
自分の出したい声を出すのではなく、作り手が望んでいることに答えることが仕事なんだと思いました。作り手が望んでいる、声や話し方を出す!!
松田さんのお話の中に、芸人さんはひとつの番組で何組も出演できるが、ナレーターは1人のみという内容があった。その1人にならないといけない。
テレビ業界やナレーションの仕事の現実をお話しいただき、今のままでは仕事を取ることができないと実感しました。
今日お話しして良かったと思っていただけるよう、日々のがんばります。
松田先生の授業では、ボイスサンプルに種類は不要との考え方が今まで考えた事のない視点だったのでとても印象的でした。
プロになるために必要なことは自分の強みを見つけて、それをウリにしていくことだと松田さんがおっしゃっていたので、これから授業重ねる中で、自分の引き出しを増やしながら、私は〇〇なナレーターである!という唯一無二の武器を身につけたいと思いました。
まだまだ滑舌が甘かったり、低い声が出なかったり安定しないという課題を乗り越えて頑張りたいと思いました。
ナレーターは芸人よりも狭き門。何で売れるかわからないのでセルフプロデュースを今一度見直さないといけないなと思いました。
恵まれてる環境と認識すること
①超厳しい現実
・ナレーターは芸人以上に厳しい分野(番組にひとり)
・AIの登場(技術進歩が早すぎる)
・番組は少しでも数字(視聴率)が欲しい(人気の人、聞き馴染みの人が使われがち)
②ナレーター部 2大違和感
・ボイスサンプル偏重主義
→器用な人は求めていない(自己満足になってる)
番組を作ったら、声のイメージがある。そこから営業を通して候補をもらい、選ぶのが通常。
・知らない人は、サンプルより暗い、必死さ、求めることを掴めない、など・・・リスク
③売れっ子になるために3ステップ
・確かな技術(スタートラインにも立てない)
・自分のウリを追求
(何を伝えたいのかわからないことが多い、売りは何?自己分析する)
・注目される
松田さんのお話はテレビ業界の中でのナレーターの位置付けや、どのような感じでナレーターが選ばれているのか、声で仕事をとっていくための厳しい現実などを教えていただき、これから自分が残りの授業をどう受けていくべきか改めて考えさせられました。
・理解はしていたつもりであったものの、実際に現場の方からお話を伺い、改めて非常に厳しい世界であることを理解出来た。
・そもそもの競争率が激しい上に、AI技術の進化などにより今後の需要が見えないことなども再認識できた。
・その上で売れていくためには何が必要か。確かな技術力はもちろん、自分は何が得意なのか、ブランディングなども超重要であること。ただ器用なだけではいけないこと。
声の仕事で売れるということは技術が必要なのか・話題性を重視されるのか、プロセスをどう考え行動していくのか。